203号室: 月男

君の本棚から盗ってきた文庫本は

やっぱり君の本棚の匂いがした

付随してよみがえる

散らかった明るい部屋

 

昼食のホットケーキのお皿にもう夜が落ちてきて

ソファに寝転がったまま

一番星を確認した

今日のことは思い出せないけれど

昨日の夢は確かに君の夢だった

 

今さらだけど 君は月男だったんじゃないかって

会えた日には いつも月が近かった

今日は見えない月があった

 

空を見上げて

悲しそうだった君は

振り返って僕に笑顔をくれた

どうして気づかなかったんだろう?

あれが最後の夜になった

 

ピントがずれたあの夜が

進行してゆく様を君と見てた

車の下に隠れる猫

月明かりが照らしていた

畳には本棚の跡が残ってる

視界が涙でぼやけても記憶は鮮やかなまま

 

今さらだけど君は月男だったなじゃないかって

君といる世界は甘くて柔らかかった

右上に三日月が添えてあったりして

 

今さらだけど君は月男だったなじゃないかって

君といる世界は甘くて柔らかかった

右上に三日月が

今日は見えない月があった

あわゆいがボーカルのユニット

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