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1Q84読み直し(Book2 Ch.16-20)【ネタバレあり】


16. 天吾

目覚めると、前の世界とさして変わりがないように見えた。少ししてふかえりが起きてくる。長い間小松さんに会っていないので3人で会うことをふかえりに提案する。「かまわない。それができるなら」1時過ぎに小松の会社に電話すると、1週間程仕事を休んでいるという。別の編集者は「空気さなぎ」はいささかよく書けすぎていて、どこかひっかかると告げる。ガールフレンドに小松、天吾のまわりの人が消滅している。次は天吾かもしれないというと、ふかえりが「オハライ」をしたから大丈夫だと言う。天吾は青豆の行方を探し始めるがなかなか糸口が見つからない。会いたいと思う。大事な意味を持つ人に。ふかえりはが「そのひとはすぐちかくにいるかもしれない」と言う。

17. 青豆

朝のニュースではさきがけのリーダーが死んだことについて言及されなかった。普通ではない人間を殺した普通ではない感覚が青豆に残っている。タマルから電話があり、夜中にさきがけの人間が招集され死体が運び出されたとのこと。老婦人が正しいことをしたと青豆に感謝し、4日〜1週間で青豆はこのマンションを出て新しい顔と名前が与えられると告げる。タマルも孤児院の話。2つ年下の黒人との混血の子はいじめられていて、タマルがいつも守ってあげていた。そいつは何一つまともなことがやれないが、彫刻刀と材木が持たせると美しいねずみの形を彫った。サヴァン症候群。タマルはそいつがネズミを取り出している姿を今でもよく思い出す。ニュースによると、ふかえりは行方不明になっている。10歳の時に父親と多義的に関わった。パシヴァとレシヴァ。青豆は、その父親を殺した。そして天吾とふかえりは関わりがある。その後、青豆は部屋全体を点検し、サイドボードにあった空気さなぎの本を取り出した。

18. 天吾

青豆は近くにいるが、けがをした猫のように隠れているとふかえりは言う。適当に探しても出会えない。その人について思い出すことはあるか?役に立つかもしれないとふかえりは言う。天吾は夕飯を食べた後外に出る。駅の近くにある「むぎあたま」で飲みながら青豆について考える。青豆に手を握られた時、青豆は何を見ていたか?月だ。外に出たが月は見えない。児童公園の滑り台の上に立ち月を見た。そして、その月から少し離れた空の一角にもう一個の月が浮かんでいることに気づく。

19. 青豆

空気さなぎを読み始める。主人公は10歳の少女。山中の小さな集まりに属している。集まりの大人達はその外にある世界のあり方を嫌っている。50人ばかりの人たちがいたが、カクメイグループとピースグループに分かれていて、少女の両親はどちらかというと後者に属している。8−10人の子供が集まりにはいる。町の小学校に通っているが、いじめられるためみんな一緒に行動している。ある日、少女は山羊の世話をするのを忘れ罰を受ける。死んだ山羊と一緒に10日間土蔵野中に閉じ込められた。3日目の夜、山羊の口が開き、リトルピープルが出てくる。リトルピープルは、少女が通路をつくってくれたと言う。少女はリトルピープルと一緒に空気さなぎを作る。少女がいる10日間で空気さなぎは完成しなかったが、リトルピープルが少女の夢に出てきて土蔵に来るように言う。

少女が土蔵に着くと、そこには完成した空気さなぎがあり、既に割れ始めている。その中に少女そっくりな人間がいる。少女がマザで、それが少女のドウタだと言う。ドウタはパシヴァ=知覚するものになる。ドウタはマザの心の影。マザが近くにいないと長く生き延びられない。少女は怖くなり集まりを逃げ出す。父親の友人の家に行き、そこで育つ。学校でトオルという男の子と仲良くなるが、リトルピープルがトオルの側で空気さなぎをつくると、中から3匹の蛇が出てきて、トオルは失われてしまう。少女はリトルピープルからの警告だと思う。少女は空気さなぎを自ら作り始める。通路を逆方向にたどって秘密を解き明かせるかもしれない。少女がその通路の扉を開けようとするところで物語は終わる。

青豆は考える。ふかえりと天吾がこしらえた反リトルピープル的モーメントの通路に惹き込まれてしまった。天吾の書いた物語の中に自分がいる。彼の中に含まれている。これが王国なのだと思う。

20. 天吾

間違いなく月が二つある。しかも自分が空気さなぎの中で適当につくりあげた描写がそのまま現実になっている。空気さなぎの中に迷い込んだのか?滑り台の上で考える。青豆はどこにいるのだろう。ふかえりが言う通り、すぐ近くにいるはずだ。彼女を見つけるための時間は限られている。どうすればいい?

#book

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