1Q84読み直し(Book2 Ch.6-10)【ネタバレあり】

August 26, 2014

6. 天吾

しばらく状況は変わらなかったが、ある日、小松から分厚い封筒が届く。空気さなぎの書評や関連記事と、新日本学術芸術復興会についての調査結果の報告。何か裏がありそうであり、さきがけが絡んでいる可能性がある。ここのところ誰からも電話がこない。盗聴されている?空気さなぎの書評を読む。火曜の夜9時過ぎ、安田さんから電話がかかってくる。「家内は既に失われてしまったし、どのようなかたちにおいても、あなたのところにはもううかがえない」

また電話が鳴る。今度は牛河から。助成金を受け取るように催促をしつつ、天吾に忠告を与える。「よく事情を知らないうちに、特殊な蛇口をひねって特殊なものを外に出してしまったみた」「あなた方はメイン・キャリアみたいな役割を果たしている」

7.青豆

ホテルオークラに早めに着き、待ち合わせの場所へ。私は何かを予感している。逃げたい気持ちを戦いながら祈りをとなえる。二人の男が時間ぴったりに声をかけてくる。二人にはさまれてエレベータに乗り、部屋に入る。二人のボディーチェックをなんなくクリアする。「普通ではない存在」を目にすることになるが外に口外してはならない。「我々は強い心と長い腕を持っています」

8.天吾

安田(ガールフレンドの夫)と牛河の電話の内容の考察。日々が過ぎていく。ふと思いついて電車に乗り、東京駅に着くと、自分が父に会いに行こうとしていることに気づく。

4年前から父は千倉にある認知症患者の療養所に入る。電車の中で猫の町の物語を読む。「失われるべき場所」父はだいぶ老け込んでいた。天吾の質問にまったく別の答えを返すが、質問は理解している。「あんたの母親は空白と交わってあんたを産んだ。私がその空白を埋めた」父が残した空白は天吾が埋める。天吾は空白の中から出てきた。

9.青豆

暗闇の中、ベッドに横たわっている物体。「お時間です」とお付きの男が言うが、起き上がるまで何分かかかった。リーダーと呼ばれる男は網膜に問題があり、光に弱い。月に一度か二度、全身の筋肉が硬直して動けなくなる。数時間ずっと勃起している。その間あらゆる感覚が失せている。そして女たち3人がやってきて性交する。麻痺状態は天からもたらされた恩寵であり、後継者を身ごもるため。彼女たちは生理がないが、それでも奇跡を求めている。麻痺が終わると、身体は激しい苦痛と疲労に苛まれ、滅びの道を歩んでいる。「彼らはただ、利用価値のなくなった乗り物を乗り捨てていくだけだ」

青豆にしかできないことを、やってほしいと男は頼む。

10.天吾

父の病院の部屋。天吾は父に言う。「あなたが血を分けた父親でないのなら気が楽になる。嫌いになる必要がないから」お母さんのことを推測で話すが父は何も言わない。さよならと振り返ると、一筋の涙がこぼれていた。家に戻り、それから2週間平穏な日々が続いた。ふかえりから突然電話があり、たくさん食料を買い込んでやってきた。「一緒にいたほうがいい、ふたりでちからをあわせる」さきかげに捜索が入り、リトルピープルが腹を立てている。天吾は予備校の授業の行く。帰り際、牛河が最後の申し出に来る。クライアントは、身の安全を保障するかわりに、沈黙と忘却を天吾に求めているという。牛河は天吾の母親のことも調べあげている。申し出は拒絶された。ふかえりに電話すると、リトルピープルが騒いでいて異変が起ころうとしていると告げる。

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