やわらかい生活
Hulu、2週間無料期間中です。
携帯をTVにつないでみています。
先日、ヘルタースケルターで画質チェック。
さすがにTV画面の大きさに引き延ばすとアライですが、耐えられる程度です。
今日は「やわらかい生活」を観ました。2回目、かな。
私のすごく好きな映画のひとつです。
でも、まったく退屈だという人もいるでしょう。
きたないアパート、低いトンネル、せまい商店街、東京の「粋」のない下町。
有名どころの役者さんが意外にたくさん出ている。
トヨエツが歌う尾崎豊はすごくいい。
みんな芝居っぽくしゃべるのもまたいい。
阪神大震災、サリン事件、NY911。
ああ、私が生きてきた暗い時代のキーワードが出てくる出てくる。
不安定で、属してるコミュニティがなくて、居場所がない気がして、誰に頼っていいか分からなくて。
でも日々の生活のなかで、すこしだけ心が柔らかくなる。
まさに私の大学時代のような。(というか大学時代に憧れていたような。)
タイトルがいいよね。やわらかい生活って。
日本語のこの雰囲気は、絶対に訳せない。
ちなみに、「金魚」という曲は、この映画にインスパイアされている、と思う。
基本は、私が昔々飼っていた金魚の「ジャック」を思い出して書いた曲ですが、
多分この映画を観なかったら、ああいう曲にはなってないかなあ。