1Q84読み直し(Book3 Ch.26-31) 【ネタバレあり】

January 12, 2015

26. 青豆

タマルからの電話。牛河は説得された。アパートに住む天吾は、青豆が探していた川奈天吾である。天吾の簡単なプロフィールが伝えられ、さきがけが青豆と語り合うことを希望しているという。青豆は、さきがけのリーダーを殺害した夜にあったことをタマルに伝えた。リーダーは死ぬことを望んでいて、殺してくれれば天吾を助けてくれると言った。そしてリーダーを処理したその夜に、青豆は受胎した。さきがけは初め青豆を罰そうとしたが、今は危害を加える気はないのは、青豆が妊娠している子供が欲しいかもしれない。声を聴くものだから?なぜ青豆と天吾がそこに関係してくるのか?青豆自身も分からない。タマルに伝言を頼む。天吾に夜に滑り台の上に来てほしいと。二人で月を見る。とてもロマンチックだ。

 

27. 天吾

水曜の朝、タマルが天吾に電話をかけ、青豆からの用件を伝える。夜に滑り台の上に来てほしい。持っていきたい大事なものがあれば身につけてきてほしい。遠くへ移動するので両手がふさがらないように。天吾はさっそく準備をする。持っていくものといえば、書きかけの小説くらい。夜になって児童公園に向かい、滑り台の上で目を閉じる。と、誰かが手を握る。天吾には、それが青豆と分かる。

 

28. 牛河

牛河の死体は今、会議用の長テーブルの上に置かれている。さきがけの幹部が集まり討議が行われた。坊主頭の上司が問う。誰がどうして牛河を殺したのか?なぜ高円寺のアパートにいたのか?青豆を見つけて確保しなくてはならない、それが最後に声が語ったことだと坊主頭は予想する。牛河は高円寺のアパートで青豆ではない誰かを見張っていた。記憶をたどり、川奈天吾が高円寺に住んでいた事を思い出す。急いで東京に向かうが、その頃すでに天吾と青豆は再会している。死んだ牛河の口が開き、そこからリトルピープルが出てくる。身体を大きくすると、空中から糸をつむぎ、それに牛河の髪の毛を混ぜて空気さなぎを作り始める。

 

29. 青豆

天吾と青豆はついに再会した。滑り台の上で月を見上げる。20年の長くて短い年月について天吾は考える。言葉は出てこない。しっかり手をつなぎ、二人は移動する。「ぼくらは猫の町を離れる」と天吾は初めて言葉を発する。青豆が1Q84年と呼んでいたこの場所を、二人で一緒に出て行く。月は今、雲に隠されている。

 

30. 天吾

二人はタクシーに乗ると、三軒茶屋方面を目指す。タクシーの中で、青豆は天吾の子供を授かっていると打ち明ける。天吾は激しい雷雨の日にふかえりと関係を持った事を思い出す。ふかえりは天吾と青豆をつなげる通路のようなものだったのだろう。リトルピープルも空気さなぎもマザとドウタもこの世界には実在していて、二人は一刻も早く出ていかなければならない。さきがけのメンバーは二人とお腹の中の小さなものを手に入れようとしている。青豆が知っているという出口の場所に向かう。

 

31. 天吾と青豆

タクシーを降りると、高速道路の下にあるはずの非常階段を探す。そこに非常階段は存在して二人は登っていく。道路を隔てて建っているマンションのベランダにゴムの木がある。昔青豆が住んでいた部屋にあったゴムの木を思い出す。それから大塚環と中野あゆみのことを想う。天吾のあたたかい手とカリフラワーのようにくしゃくしゃの耳。数分で首都高速道路3号線に出る。ひどく渋滞している。エッソの看板に虎の絵が書いてあるが、反転しているように見える。ここは本当に元の世界なのか?やがて雲が切れ、一つの月のみが空に浮かんでいる。しばらくして、客を乗せていないタクシーが通りかかる。乗せていた中年の男性が、高速で知り合いを見つけ、その人の車に移動したという。二人はその夜、赤坂見附のホテルで抱き合う。部屋から月がきれいに見える。夜明けになっても月は増えていない。

 

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