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Yuzukanaの初CDから曲紹介 (4) 紫陽花が咲く快晴の朝と消えた豆電球との相対性の考察


アルバム4曲目、

この曲はタイトルがすべてを語ってるかもしれないですね。

タイトルが長すぎて、

ライブで必ず噛んじゃうのが難点です。

今回のミニアルバムの5曲の中で一番シンプルで、とても良い仕上がりとなりました。

もともとピアノで作ったので、

フレーズだったりコード進行だったり、ピアノ曲っぽさが強かったのだけど、

そこはギターリストの魔法で、美しい儚いギターの演奏に生まれ変わりました。

時に、誰かのぬくもりや優しさは、

心の奥に隠していた悲しみを照らし出してしまうのですね。

泣いてることが悟られないように

綺麗に涙だけを流す術を覚えてしまった主人公は

朝が来たらどこに行きつくのでしょう。

「動」ちかちか光が揺れる豆電球

「静」窓の向こう、沈黙の中咲き誇る紫陽花

「光」と「闇」

「あちら側」と「こちら側」

色々な対比を感じていただければ嬉しいです。

そうだ、私は基本的に省エネモードで生きているので、

あまり声をはったりしないのですが、この曲は歌った後ちょっとフラ…っとなります。

辛そうなあわゆいさんもお楽しみください。

あわゆいは、豆電球みたいな存在でいたいのです。

日の当たる場所では誰にも気づかれないかもしれない。

でも、闇が訪れた時、

誰かの心の奥でそっと灯る豆電球でありますように。

―細胞中を駆け巡る alcohol It was Friday night

ぶっとんだ理性の向こうで燃える豆電球

じりじりじり 時を刻む

お香のかおり 煙にゆくえ

都会の猫は 空を見上げる

重なり合って 満たされてゆく

ah...幸せ

私泣いてたんだ

震えないように 泣いてたんだ

目の前の優しさにしがみついて離れられずにいた

朝が目覚めて 二人を照らすまで

あなたの呼吸の聞こえる世界にいさせて


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