Yuzukanaの2ndアルバム、[ZUSHIKI]から曲紹介 (5)ナゲキノブルース
ZUSHIKI5曲目、ナゲキノブルース!
タイトルのとおり、嘆いております。
この曲はもうギター!ギターの際骨頂でございます。
譲氏のテクニカルギターをぜひ聴いてほしい!
絶対成功するで!と夢を抱き、上京してきた男。
とりあえず就職してみたけど、朝から晩まで仕事仕事。
辞めるに辞められない、田舎に帰るに帰れない。変な責任感と変なプライド。
夢を見る暇もなく忙しい日々から、抜け出すこともできない男の嘆きのブルース
.......
振り返ってみると、この曲も主人公は男性っぽいですね。ZUSHIKIの中の曲だと、「スプモーニ」「ナゲキノブルース」「図式」が男目線だ。ここ数年は男目線で書くことが実は多いかも。
他の曲と対照的で、いい意味で歌詞に深みはありません笑
逆にこういう曲を書いたことがあまりないので、作詞はかなり苦労しました。
もしかしたら一番時間がかかったかも。
真夜中、今日の運勢振り返り、みたいなのTVでたまたま見たんですよねー。
あれで「魚座は12位でした」って言われて、
その日はすごく良いこともすごく悪いこともなく、65点くらいの普通の日だったのに、寝る前に最下位でしたって言われて、なんだかなあ…となったこととか謡ってます。
あと、"ラピュタの台所"も出てきます。
天空の城ラピュタ。好きすぎて小2の時シータのセリフ全部覚えてたなあ。
ドーラ一家の海賊船に乗り込んだシータが、超絶汚いキッチンの担当になり、腕まくりしてお掃除&ご飯づくりするシーンを思い出しながら。
2020年、コロナの拡大で働き方も多様化してきましたね。
リモートでも働ける時代。必要なだけ働ける時代。
ナゲキノブルースの主人公は、夢を追いかける暇もないほど、仕事に時間も精神も奪われてしまっていますが、ちょっと勇気を出して変化を怖がらなければ、夢や理想にに近づくことはできる、そんな時代になりつつありますね。
私はだいぶ自由に生きているけど、それでも嘆きたい日はある。
"I am tired! すごくtired!"と大きい声で言うと、ちょっとだけ心が晴れるよ。
皆さんもよければ、聴いてみて、そして歌ってみてください^^
